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2017年3月5日。

東京ステーションギャラリーの「パロディ、二重の声」へ。
結論からいえば、表現に関わる全ての人が見るべきと感じた展覧会となりました。


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名画や有名人にモナリザのポーズをとらせた山縣旭氏の連作から始まった展示は数々の機知や洒落そして時に狂気に富んだ作品を経て、最後はマッドアマノのモンタージュ作品に端を発したパロディ裁判の記録へ。


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会場各所に置かれた立て看板風の解説にも遊び心が感じられました。


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wikiをここに持ってくるとは…!


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そこには割と真面目なことも書いてあり、立て看が元来持つチープなイメージとのギャップもある種のインパクトとなり得ていたのでした。


JR東日本のミュージアムではありますが、同業他社の関連資料も。


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出口直前、そのオチに吹き出してしまったのは映像「伊丹十三のアートレポート」。これは質屋とそこにウォーホルのマリリンを持ち込む男の攻防を描いた物語です。


そして質屋の旦那が絵の代表例としてモナリザを挙げる発言を聴いた瞬間には冒頭の展示が伏線として浮上。もしかしたらこのトリッキーな仕掛けは、会場では触れられていなかったデュシヤンのL.H.O.O.Q.へのひそかな顕彰であったのかも。













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# by paginademaiko | 2018-02-20 09:28 | アート
2017年3月14日。
夕方は東京の下町、浅草そして両国へ。


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浅草ではアビアントのオーライタロー展を訪問。
懐古的なモチーフの存在感が強力ですが、絵肌自体もしっかり味わい深い。


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両国のGallery MoMoの篠原愛展はファムファタルのような気配。
警戒心を抱かせる程の蠱惑的なちからを感じました。


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アートトレイスの繁田直美展は薄氷や鉱物を思わせる透明感が。


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サブスペースで同時開催の久木田茜展は家具の部材を使った立体。


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かなり粗削りでしたが、センスに光るものがあり今後も期待。













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# by paginademaiko | 2018-02-20 09:11 | アート
2017年3月14日。
いくつかの作陶展を訪ね新宿へ。


京王百貨店の辻竜馬さんは柔らかなトーンの色絵で特に蓋物に愛らしいものが。

苺の筥はその内側にも可愛いらしい紋様がぎっしり。


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高島屋の金徳姫さんはバッグを模した花入が魅力。同フロアの美術画廊では陶のピクセルによる増田敏也展が展示作業中で、チラ見したらかなり好い感じでした。













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# by paginademaiko | 2018-02-20 09:04 | アート
2017年3月14日。


ライオンのそばでシャツを脱ぐ金髪青年。


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某雑誌裏表紙のGUCCIの広告を見て、つい玉虫厨子の捨身飼虎図を連想。


一方、地球儀や陶磁器や窓、パターン柄の床が組み合わされた背景には17世紀のオランダ絵画を思わせるものが。いろいろ深読みしたくなる面白い写真です。


同じフォトグラファーの他の仕事も見てみたい。












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# by paginademaiko | 2018-02-20 09:01 | アート
2017年3月12日。


初ものの春キャベツにインスパイアされ、焼きロールキャベツ。



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からしを添えて大人の味にしたら、ハイボールにぴったりなおつまみになりました。









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# by paginademaiko | 2018-02-20 08:57 | 居酒屋マイコ
2017年3月12日。


芳しいかおりに呼び止められた気がして、嗅覚総動員で探知。
その結果、直径1cmほどのこの花に行きあたりました。


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香りや樹木のすがたにお茶の木との共通点があるのでツバキ科の植物でしょうか。

地味すぎるゆえこの花のことを知る人は少ない気がしますが、だからそこういう出会いはご縁が感じられて嬉しいものです。

(のちに、これはツゲの花と判明)












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2017年3月10日。
西麻布・ナナタスギャラリーは所正泰さんの個展「Dolls 3 想いの在処」へ。


ウサギの皮を被ったオオカミ、ならぬ、怪獣の皮をかぶったウサギ。


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今回は遊びごころも豊かに盛り込まれ、入れ子状のストーリーを感じさせる内容に。
新たな試みとしてブローチも登場していました。













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# by paginademaiko | 2018-02-20 08:53 | アート

UFO

2017年3月10日。
上野の森のVOCA展へ。


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それぞれの作品の個性がはっきりしていて、展示の密度もすっきりしていていい感じでした。

VOCAは入選作それぞれに推薦者がいるので、じつはそれをふむふむと見るのもかなり大きな楽しみであったりします。


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気になっている方々の入選に嬉しさ覚えつつ、色とりどりの池平徹兵さんの前では保護色のいきもののように見えたせいか初対面の美女から撮影を申し出されてどぎまぎ。


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同館のギャラリースペースでは「金氏徹平 記号は記号ではない」が開催中。


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偶然にも2人のテッペイさんの作品にはいずれもUFOが表現されていました。UFOブームの再来も近い…のかな?!












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# by paginademaiko | 2018-02-20 08:51 | アート
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2017年3月9日。
6つ星ホテルのマンダリンオリエンタルへ。


お届けもののため1階のコンパクトなフロントに寄っただけでしたが、その内装はいかにも外資系という印象でした。


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これは勝手な想像だけど、こんなふうに壺と台座の組み合わせたのは、もしかしたら地震がとても少ない国に生まれ育った人なのかもしれない気が。


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建物自体の設計は国立国際美術館と同じシーザー・ペリとのこと。



そのラグジュアリー圧の反動か、帰り道にはついフラフラと北千住の怪酒場・小柳へ。


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数日前に小柳デビューしたという桃色サロン帰りの先客は、私の元勤務先が神奈川県立近代美術館と知るや「喫茶室の壁のうらから壁画が発見されたとこだね〜」と。


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おそるべし小柳…!












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# by paginademaiko | 2018-02-19 19:58 | アート
2017年3月8日。


荒川修作ばりに意味ありげな線がメニューに引かれたお蕎麦屋さんを掛川駅近くで発見。


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特にラーメンのあたりは編集記号のような線が書き込まれ、一層の謎めきを感じさせます。お星さまの書き方も独特。

入店し、いちおしの「おろしそば」を頼んだら、メニューでは言及されていなかった相当マッシヴな舞茸天をふたつ戴いた状態で登場。


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いろいろツッコミどころがあるお店でしたが手打ちとおぼしき麺も洗練されたつゆも美味しく結果的には大満足でした。


なお、駅とお城を結ぶ道には等身大の人物像が頻出、なかにはシャツの裾が思春期少年を煩わせるような悩ましいものも。


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往路復路とも、熱海では金目鯛がテーマの伊豆急を目撃。
なかなか縁起がよさそうな意匠です。


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# by paginademaiko | 2018-02-19 19:53 | アート
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2017年3月8日。
青春18きっぷで掛川へ。


訪問の目的は掛川市二の丸美術館の本田健展。


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チャコールペンのシリーズには一部にうろこ状の表現も見られ、平安時代の東国の仏像に特有の鉈彫表現を連想させました。

油彩は粗い筆致でしたがどこか丁寧さがあり、空間の歪みや僅かな不安定さを感じさせる構図はセザンヌやモランディを見た時に抱く違和感とも通じるものが。また、そのトーンには草木染めの植物性繊維のような優しさと深みがありました。


隣接のステンドグラス美術館は市内在住の収集家の寄贈により近年開館。


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19世紀イギリスのものが中心で、グリザイユを多用した精緻な仕事が見られました。


これらの美術館は掛川城のふもとに位置しています。
顔出しパネルもありました。


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# by paginademaiko | 2018-02-19 19:49
2017年3月7日。
会食で早稲田大学の近くのイタリアンへ。

ギターの弦を琴のように張った器具を使って切られたパスタというものを初めて食す。

独特の舌ざわりに絶品のソースが絡み、あまりに美味しいのでオルフェウス生パスタと勝手に銘をつける。

興奮しすぎて写真を撮り忘れてしまったので、やはりこれも初めて食した牛肉の生ハムの様子を。こちらも滋味たっぷりでした。


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2017年3月7日。

取材のため立教大学へ。レンガ造りの校舎が美しい。


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池袋には少し猥雑なイメージがあるのだけれど、それでいてこの大学や自由学園のような美しい学び舎もあったりする。


その後はそこから程近い江戸川橋へ。


こちらではGallery NIWで東京造形大ゆかりの若手作家たちによるグループ展「未定展」を拝見。


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躍動するリーゼントさんがツボにはまりまくったのは、しょ〜たさんによるアニメーション。


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ご本人は相当シャイな感じの22歳でしたが、昭和テイストを完全に自分のものとし、劇中歌を高らかに歌い上げていらっしゃいました。


他の参加者も、版や立体など多彩なジャンルでそれぞれの個性を表明していました。


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この企画は第1回と銘打たれていました。ので、ぜひ次回も期待。


その後は再び池袋に戻り、B-galleryで宮寺雷太展を拝見。
染付のようなトーンによる近未来的イメージの平面でした。


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# by paginademaiko | 2018-02-19 19:40 | アート
2017年3月6日。

銀座でギャラリーめぐり。

十一月画廊では森田朋銅版画展、Oギャラリーではコラグラフ等による大石照美展とストロークが魅力的なモノタイプの山下真穂展、そして檜では版のグループ展「版による」(作家の組み合わせ方には閉口しましたが)を拝見。というふうに、なぜか版画にご縁がありました。


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一方、ギャラリー58では金沢を拠点に置くクニトさんが東京では久々という個展。


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普段は長く感じる4階までの階段も、3階部分からオブジェ…のようにも見えるクレートが出現し、いつもより短く感じられました。


その上階、5階のステップスギャラリーでは達和子さんの個展を拝見。


うしお画廊の若林砂絵子さんのドローイングはひとつひとつが心に沁み込んでくるようでした。















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# by paginademaiko | 2018-02-19 19:29 | アート
2017年3月5日。
国立新美術館の五美大展へ。

気になった作品と作者名は記録し今後の再見に期待。

ポップな外見ながら某国の爆買旅行者や領空付近での動きを連想させた櫻井隆平さんの作品には日本の美大生としては突出した批評性が(見方によっては相当なきわどさも)。


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同じく批評性では欧米巨大企業のロゴをアジアの手仕事風に表現した山田奈々さんにも注目。


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野澤美紀さんは消滅する運命の素材の刹那的な美しさに日本の伝統的技法で永続への願いを付加し、ビジュアルにもセンスが。


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また、私はペットボトルを使った造形には基本的に好感を覚えませんが、米山早希さんの作品には鮮やかにそれを覆されました。


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全体的に今後も作品を拝見したい方の割合が最も高かったのは多摩美。女子美は技術の個人差が大きい印象で、造形大はとにかく元気が炸裂してました。













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# by paginademaiko | 2018-02-19 19:21 | アート
2017年3月5日。
Roppongi α Art Week 2017へ。

Laraの室田奈央さんと石井理沙子さん、KURUM’ARTの阿部仁美さん、そしてShonandaiの金澤恵美子さんの作品が良かった。


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というか、以前から好きな金澤さんの作品は今回はマジやばくてさらに惚れました。



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# by paginademaiko | 2018-02-19 19:18 | アート
2017年3月5日。
佐藤美術館で奨学制度25周年の選抜展を拝見。


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過去に奨学制度の対象となった400名以上の作家にもアンケートを行ったとのことでその回答結果も示されていました。その回答じたいはなかなか興味深かったのですが…


しかし気になったのは音信不通や未回答の人数の多さ。それぞれ事情があるのかもしれませんが、支援者の存在を軽んじるのは作家としての自覚や責任感が足りないと思う。とても残念な気持ちになりました。













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# by paginademaiko | 2018-02-19 19:15 | アート
2017年3月5日。

ふたつのガツンと系建築に出会う。
信濃町煉瓦館(慶大と第一生命発注によるオフィスビルとのこと)と東京体育館。


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これらの建物は信濃町から佐藤美術館を経て駄ヶ谷方面へ向かう際に遭遇したもの。











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# by paginademaiko | 2018-02-19 19:11 | アート
2017年3月4日。


日本橋で日本財団のMAZEKOZE展を拝見。

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高島屋ではミヤケマイ展、加山又造展、そして中島千波展が開催中でした。
日本画の先生方はともに山を描いた作品に印象深いものが。


続いては銀座へ。


藤屋画廊では彩さんの初個展を見ました。その大作は情熱でぎっしりでしたが、個人的にはスケッチブックが格段にいいと思いました。そしてその伸びやかさが今後本画に反映されてゆくことをひそかに期待。


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界隈ではNayutaの吉田重信展ほかいくつかのギャラリーを訪問。


Oギャラリーの川城夏未さんの個展では見方に迷っているおばさま達が居たので、損保ジャパン美術館のクインテット展で監視さんから伝授された鑑賞方法を勝手ながらご提案。


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この日最後に訪問したのは、丸ノ内のKITTE内にあるインターメディアテク。


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東京大学のコレクションによるメイン展示のほか、ケ・ブランリとの連携展示、ギメゆかりの展示ケースを使ったギメ・ルームなど斬新で垢抜けた展示構成に興奮しっぱなしでした。少しですが現代美術のコーナーも。


美術に関するエピソードで初めて知ったのはエミール・ギメは青色顔料の開発で財を成した人物であったということ。そして、インターナショナル・クライン・ブルーはこれに手を加えることにより作られたそうです。


こんな一等地にこんなヴンダーカンマーが出現していたとは。
しかも入場無料。ものすごくおすすめです!












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# by paginademaiko | 2018-02-19 19:07 | アート
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2017年3月3日。
神奈川県立近代美術館 葉山で「1950年代の日本美術」「反映の宇宙」を拝見。


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その中庭では鎌倉から葉に移設されたイサム・ノグチの「こけし」と約1年ぶりの再会。


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かつて鎌倉の近代美術館にあった頃には毎日見ていたもので、子どもたちとの対話型鑑賞でもしばしば題材とした思い出深い作品です。2016年度で公開を終えた鎌倉館からはこの他の野外彫刻も葉山に移されており、散策路を歩けばあちこちで懐かしい作品と出会えました。


喫茶室にあった田中岑の壁画は講堂前のエントランスに。
それはまるで奇跡のようにぴったりと嵌っていました。


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ところで、葉山館にはこけしが来る前からすでにラブラブカップル「愛の泉」がいたのを忘れてはなりません。この水を飲めば恋愛運もアップしそうな気がいたします。


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春らしい穏やかな表情の相模湾の向こうには富士山が見えました。


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# by paginademaiko | 2018-02-19 19:02 | アート
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