
梅の咲く季節には熱海のMOA美術館に行きます。
というのは、この時期には尾形光琳の「紅白梅図屏風」が展示されるから。
今年は、まもなく貨物輸送が終了する岳南鉄道と合わせて訪問することにしました。
熱海駅からMOA美術館まではバスで10分ほどです。

いつもはこの屏風が展示されるころは梅の花が咲いていますが、今年は特に開花が遅いようで、まったくといってよいほど咲いていませんでした。

屏風と10分ほど対面して、熱海駅へ。
昼食に駅のホームでおそばを食べて…再び東海道線で西に向かいました。

そして吉原駅で下車。
ホームには撮り鉄さんが数名いました。
EF66とワムと製紙工場。

EF66と富士山。

ホームの静岡寄りには岳南鉄道との連絡通路があります。
ここを通って
岳南鉄道のホームへ。
とりあえずマイ貨物時刻表を頼りに、まもなく発車する予定の貨物列車を探しますが姿が見当たらない。駅員さんに聞いたらこの日は運休とのこと。がっかり。本日の運行状況を確認して、上り貨物列車が見られるという比奈駅まで向かいました。
柱の曲線…モダニズム。

この朱色!

工場の中を進んでいくような眺めは岳鉄ならでは。

車窓より。ワム至近。

比奈駅で下車すると、ホームには鉄道ファンと思しき方が20名ほどいました。
ここには古参の機関車がとまっていました。

その時聞こえて来たのは、駅員さんが一般のお客さんを呼び出す声。
そして機関車へと向かうお客さんの姿。
「も、もしや…!?」
早速、窓口で問合せすると、乗車体験を行なっているとのこと。その名も「きまぐれ乗車体験」といい、機関車の運用の間に突発的に設定されるそうです。
ということで、即申込み!!
有料で、1人1500円ほどかかりますが、硬券の1日乗車券(大人と子供用が1枚ずつ)と記念乗車券が付いてくるので、そんなに高いという印象はありません。
まずは機関車の仕組みについて説明を頂いたあと、機関車に乗り込みます。
大興奮でついドヤ顔になる!

そして運転士さんが「これから200メートルほど動かします」と。
ええっ ええええー!
「動 か し て も ら え る ん で す か !?」
(受付時の説明をよく聴いていなかった私)
思えば、これまでいろいろな鉄道のイベントに参加してきましたが、実際に運用されている列車の乗務員室のなかに入れる機会は希少。先日のJR貨物の大宮車両所に及んでは1万円のグッヅ購入者のみ乗車の権利が与えられるという状況で苦汁をなめたばかり。
興奮と唖然が入り交ざった状態の私を乗せ機関車は動き始めました。
まずは無線の誘導で後進します。
運転士さんが、運転士さんが隣で運転をしている…!
鼻血が出そうです。
そしてこのアングルでのワム。

前進。うわうわうわうわ。
そして運転士さんの席に座らせてもらい、計器類の説明を頂きました。
パン下げの指示。

車内では写真を撮りまくりましたが興奮しすぎのためか、まともに撮れた写真はほとんどなし。
私が降りたのち、ED402は貨物輸送のお仕事を開始。

入れ替え作業を眺める。
そうこうするうちに、ふと気付いたのはゴスロリ風のピンクのドレスを着た女の子の存在。カメラマンと思しき男の人が同伴している。アイドルさんかな?別によろしいのですが写真のアングルの中に入ると目立ちすぎるので、あまりありがたくない存在ではある。
と思っているところに旅客列車の並びの場面が出現。

写真を撮ろうと思ったら、彼ら、ヘッドマーク付きの車両の先頭付近で撮影開始。
思わず「ちぃっ」と舌打ちしてしまったのはここだけの秘密。
そして貨物列車は出発していったのでした。


吉原に戻る為の列車まで少し時間があったので、周囲を散策してみました。
転轍機の標識がたくさん。

太丸ゴシック体の駅名看板。

駅員さんが鋏を入れる場所。

そしてやってきた列車に乗って吉原まで。
吉原駅ではミラーを使ってセルフポートレイトを撮影。ふたつのミラーのうちもう一方には、ワムが写っています。

そして来た時と同じように連絡橋へと進もうとすると…頭上にこんなサインが。
なかなか個性的なフォントです。

JRのホームから、最期に正面(側面だけど)からのショットをばしっと。

天気にも恵まれ、よい岳南日和でした。