逸脱が許されない状況で(北海道&東日本パスの旅2017春 その9)

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2017年4月22日。
北海道&東日本パス、7日目は小山・浦和そして小田原へ。

最初に下車したのは宇都宮線の間々田駅。


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こちらで訪れたのは小山市車屋美術館。
開催中の「裏声で歌へ」は遠藤水城さんによる企画です。



國府理さんの「水中エンジン」は排気ガスの匂いが一抹の不安を抱かせました。


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展示はそのほか、大和田俊・五月女哲平・本山ゆかりの3氏の作品と、地元中学校の合宿コンクールのドキュメンタリー映像、そして戦争柄の着物により構成。


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儚げでたどたどしいものと、不穏な勇ましさが交錯するような内容でした。


この企画において最も重要な役割を果たしているように感じたのは、一見唐突な印象を抱かせる中学生の合唱。


大人と子どもの境目にいる年頃の子ども達が「逸脱が許されない状況で」合唱するさまは、それは上記の交錯をまさしく体現しているように思えました。そしてその歌声が作品の集まりを包み込むことで、ひとつの総体としてこの展覧会が存在することを可能にしているようにも感じられました。


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展示の規模に比して、これほどの強い印象を残してくれる展覧会はそうそうないかもしれない。
そう感じた企画した。









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