カテゴリ:西日本の旅 2015冬( 11 )

2015年12月27日。


長野・岐阜・香川・広島・島根・岡山・大阪・和歌山・滋賀を訪ねた6日間の18きっぷ旅もいよいよ最終日です。

この日の目的地は養老天命反転地。
米原駅前のホテルでゆっくりと朝食をとり、まずは大垣駅へ。


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そこからは養老鉄道に乗り換え。
真っ赤な車両が可愛らしい。


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自転車にも対応。


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そして養老駅で下車。


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駅構内には「養老の滝」の伝説にちなんで、そこかしこに瓢箪が。


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改札。


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時刻表。日中は2時間に3本程度のようです。


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駅の外観。立派な桜の木がありました。


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そこから山に向かって歩くことしばし。
養老天命反転地は岐阜県営の養老公園の一部にあります。


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ヘルメットや靴も貸し出ししています。私はヘルメットを借りました。


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園内にはすり鉢状の地形に無茶振り的な造形が密集。


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オープンから20年程が経ち、場所によっては若干の廃墟感も。


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ところで、身体面では筋肉の疲労をおぼえる一方、精神面では随所で軽くイラっとした感覚が湧き出る瞬間が。私は、これまでも荒川作品に接した時や、映像で作家の姿を観た時に同質の感覚をもった経験があります。


なぜ荒川修作は私をイラっとさせるのか?イラっとしているのは私だけなのか?また謎が深まりました。ともあれ、念願叶って訪問できてよかったです。



そして東京への帰途に就く前に、名古屋へ。

名古屋に来たからにはきしめんも食べたかったので、名鉄の神宮前駅で。このお店への訪問は何回目かになります。ここはエキナカにありながらテーブル席もあり、駅そば価格でありながら座って食べられるので気に行っています。


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その後、ふたつ先・呼続駅で列車を降り、展示スペースとショップからなるK.Art Studioへ。
この日はオーナーのKさんと看板猫のゴウ君に会えました。


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その後は東海道線をひたすら乗り継ぎ、22時前に東京駅に到着。
向こうのホームには高松と出雲地に向かう寝台特急サンライズ号が発車を待っていました。


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(完)











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2015年12月26日。
青春18きっぷの旅、5日目。


午後は和歌山から近江八幡に移動。
こちらではボーダレスアートミュージアムNOMAを訪問しました。


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開催中の展覧会は県内28施設との連携によるグループ展で、もとは昭和初期の町屋というスペースは日常という視座からアールブリュットを冷静に捉えるのに相応しい環境でした。

晩酌は駅前の縄のれんに誘われ近江八幡名物・赤こんにゃくと湖北の地酒などをいただきました。


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この日の宿泊地は米原。


駅の改札を出たところには、地域ゆかりの仏像の顔が勢ぞろいしたバナーが。


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仏像好きとしてはグッとくるものがありました。



(つづく)









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2015年12月26日。
青春18きっぷの旅、5日目。


大阪から和歌山に移動し、和歌山駅から路線バスで県立近代美術館向かいました。


美術館の前には徳川吉宗像が。
台座の形状が独特です。


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こちらでは「村井正誠展」を拝見しました。


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抽象的なイメージが強い画家でしたが、20代の具象的表現を含んだ作品は作家観を変えるような興味深いもの、それらは西洋からの学びを骨肉とした表現でありながら、時に日本らしい「地と図」感も。


一方、物語的な情景はこんにちの若手作家による絵画との共通点も。



和歌山県には何度か訪れたことがあるのですが、いずれも行先は熊野方面。和歌山市を訪れるのは初めてのことでした。ので、しっかりとラーメンも食べてきました。


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(つづく)











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2015年12月25日。
日本海側の松江から、高梁を経て瀬戸内海側へ。


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その後は大阪まで向かい、天満天神の繁昌亭で寄席を愉しみました。


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毎月25日は、寄席の場所を提供している大阪天満宮への謝意として「天神寄席」が開催されており、この日は『レトロモダンな楽語会』と題されたプログラムを上演。


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その内容は古典落語に始まり、中入後は落語界以外からもゲストを迎えてのトークやライブも。

とりわけ真っ白なタキシードで登場した大阪市資料調査会の調査員・古川武志さんは、見た目・キャラともに完全に舞台向きの方で度肝を抜かれました。



(つづく)










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2015年12月25日。
18きっぷの旅、4日目は松江から大阪へ。


黄色い列車に乗って出発です。


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途中、寝台特急サンライズ出雲や特急やくもとすれ違い。


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乗り換えのため新見駅に降り立ったのは10時ちょっと前。
新見は自動車免許を取るため合宿していたことがある思い出深い地です。


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この日最初の下車駅は備中高梁。

ここでの目的地は高梁市成羽美術館で、駅からは路線バスで向かいました。
その本数と距離からして、公共交通では若干ハードル高めの美術館といってもいいでしょう。


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美術館では「田中偉一郎の 芸術はノー・ヴィジョン」が開催中。
その周囲にはさっそくトラップ的なものが。


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のぼりは執拗に続きます。


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展示はまさに田中ワールド炸裂という感じでした。


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館長室を使ったカラオケボックスの作品。
クラシックのメロディーが「チャララ~」という感じに歌詞化されています。

画面には西洋の有名な建造物らしきものが写っていますが、その遠景にはなぜか北関東の山が。


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田中さんの作品がバカバカしいのと同じくらいすがすがしいのは、独りよがりと押し付けがましさという「無粋の双璧」にあたる要素が殆ど無いからかもしれません。

コレクションの展示室には児島虎次郎の優品がたくさんありました。


(つづく)









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2015年12月24日。

福山から福塩線で三次まで向かい、三江線に乗車しました。
この駅から終点の江津まで行くチャンスは、一日のうち片手で数えられる程しかありません。
この日は途中の石見川本まで行く列車に乗り、さらにそこから江津を目指しました。


列車は9:57発。
廃線予定の報道のせいか、どこからともなくやってきた鉄ちゃんたちで車内はほぼ満席でした。


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雲がすぐそばにまで迫っているような眺めが続きます。


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単線非電化。


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橋上の駅として有名な宇津井駅には少々停車。
鉄ちゃん達は撮影で大忙し。


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三次を出発して2時間ちょっとで石見川本駅に到着。


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時刻表はこんな感じ。なかなかハードルの高い駅です。


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その先に向かうためには乗り継ぎ時間が1時間半ほど。
駅では地元の方々が飲食店マップを配布。これを頼りに街なかを散策することにしました。


この1時間半という時間は、どうやら町の経済活動と直結している模様。
駅前にはこの時間帯だけ利用可能なレンタサイクルが用意されていました。


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駅のコインロッカーは町役場が管理しており、サイズはスーツケースサイズに特化。


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駅の外観。


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街の様子。人通りはとても少ない。


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商店街を抜けると、落ち着いた雰囲気に。


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ノスタルジックな場面にたびたび遭遇。


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心惹かれるものを感じて近づいてみたら、それは外壁から剥がれ落ちたタイルを並べたもののようでした。時の経過を思わせるインスタレーションのようです。


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魅力的な路地もたくさんありました。


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昼食のためお邪魔したのはこちらの喫茶店「K」。


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テーブルにはお椀型の花弁がキュートな紅梅が。


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店内に飾られた洋画は地元の高校教師であった山﨑修二によるものだそうです。齋藤与里ゆかりの画家ということで興味を示していたら、老マダムが様々な関連資料を出してきてくれました。


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発車時間が近づいてきたので駅へ。
結局、車両も運転士さんも三好駅からの継続でした。


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終点の江津が近づいてくると、日本海はすぐそこ。


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到着後は、この日の宿泊地である松江に向かうため山陰本線に乗車。
国鉄ムードな車両がいい感じです。


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日本海も見えました。


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出雲市駅で途中下車し、構内のお店で出雲そばいただきました。


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この日は松江駅前のホテルに宿泊。
事前のリクエストどおり窓から線路も見えました。



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(つづく)








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2015年12月24日。
青春18きっぷの旅、3日目です。


夜もまだ明けぬうちに福山駅前の宿を出発。
この日の目的はひとつ、廃線が見込まれている「三江線」の全線乗車です。

JR全線乗車を目指している私にとって、中国地方は本数の少ない難攻路線が多い手ごわい地域。三江線はそのうちのひとつであり、廃線が検討されているというニュースを聞いたことがこの旅を思い立ったきっかけでした。

三江線の名称は広島県の「三次」と島根県の「江津」を結ぶことに因んでいます。
まずは福山駅から福塩線に乗ってその始発駅である三次駅まで向かいました。


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その途中での乗り換え駅「府中」。冬の朝6時台ということであたりはまだ真っ暗。


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やがて夜が明けると、そこには霧がかった景色が。


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この沿線の名物駅のひとつ、うどん屋さんを兼ねた備後矢野駅。
残念ながらまだ開店前。


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こちらの駅では列車の行き違いのため少々停車しました。


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諸々個性的。


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このような場面ももまた単線区間での楽しみのひとつです。


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朝8時半頃、三次駅に到着。


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駅前はきれいに整備されていましたが、ほとんど人影はなし。


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乗り継ぎ時間が一時間程あったので、霧のなか駅周辺を散策。朝食が食べられるような喫茶店を探してみたのですがありつけず、結局は駅前のバスターミナルのなかでパンを食べました。

このバスターミナルは比較的新しい建物でお土産も充実しており、この地域では鉄道よりもバスのほうが交通インフラとしては充実しているような印象を受けました。


そしてここからはいよいよ三江線に乗車です。


(つづく)









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2015年12月23日。

18きっぷの旅2日目。
この日は四国を経由して広島県の福山市へ向かうという行程です。


関西を朝早くに抜け、姫路駅では乗り換え時間を使って名物「えきそば」をいただきました。
日本そばとは異なる、独特のソフトな食感と味わいが特徴です。


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岡山からは瀬戸大橋線に乗車。


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そして坂出で予讃線に乗り換えて丸亀へ。


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そして猪熊弦一郎現代美術館で企画展「愛すべき世界」を拝見しました。


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こちらの美術館は前庭の目の前が駅。
鉄道での旅人にやさしい美術館です。


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展示は鷹野隆大、丹羽良徳、ミヤギフトシそして森村泰昌の4氏の仕事より構成。社会に対するそれぞれの関心や疑問あるいは訴求などが反映された内容でした。

一方、収蔵品展示での猪熊弦一郎の作品は、絵画としての強さとセンスの良さの共存を感じさせつつ、愛嬌があるということと媚びることは違うと教えてくれます。


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尚、こちらのカフェは各地の美術館のカフェのなかでも最も気に入っている場所のひとつ。とにかく居心地が良いので、訪問される方にはカフェ用にもう1時間は確保しておくことをご提案したいです。


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その後はふたたび瀬戸大橋を渡って本州側へ。
岡山駅でうどん&ままかり寿司セットをいただきました。


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ここから福山までは快速サンライナーで。素晴らしいデザイン。
真黄色の車両を見ると「中国地方にやってきたー!」という気分になります。


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(つづく)










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2015年12月22日。


中央線の貨物列車に萌え~としながら岐阜県へ。


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この日2か所目の訪問地は岐阜県現代陶芸美術館。
多治見駅から路線バスで向かいました。

バス停からは物寂しい風景の中を少々歩きました。高低差も有り。


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美術館に到着して振り返ったら、夕日がきれいでした。


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こちらでは「アール・ ヌーヴォーの装飾磁器」を拝見。




耽美的な作品だけではなく、博物学関心が反映された造形など想像以上に多様な内容でした。展示点数も相当でした。


同時開催中の「吉田喜彦とうつくしいものたち」も、ユニークな資料と洗練された展示で見ごたえがありました。


私が訪問する時は来館者の姿を他に見ることがあまりなく、おそらく普段からも来館者数があまり多くない美術館のような気もするのですが、個人的にはもっと多くの人に訪れて欲しいと思う美術館です。


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撮影コーナーには展覧会ゆかりの小道具も。
画像をSNSに投稿するとノベルティを頂けるようになっていました。


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(つづく)











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2015年12月22日。


旅の1日目の昼食は塩尻駅名物の立ち食いそばへ。


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そのドアの細さはちょっと有名らしく、内部も定員2名という文字通り「狭き門」。


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手頃なお値段ながら野沢菜や葉わさびを使った信州らしい品もあり、旅人にもありがたい存在です。



塩尻から西はJR東海の管轄下に。
車両のラインもオレンジ色になります。


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(つづく)











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