カテゴリ:北海道&東日本パスの旅2017冬( 13 )

2017年1月9日。
冬の北海道&東日本パスの6日目。


ハラミュージアムアークの訪問後は、高崎から臨時快速「やまどり」に乗車。


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やまどり号は全席指定ですが、3列シートなので一人旅でも気兼ねなく呑み鉄できます。


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でもなぜかガチヲタさんの乗車率が高くかったなあ。
ふつうのカップルさんたちの存在感が明らかに浮いていた。


帰宅後は、その2日前に会津若松駅でジャケ買いしたワンカップで晩酌。


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あてには鯵の干物を焼きましたが、試しに大根おろしにすりおろし柚子を加えたら、見た目・香りともに格段に色気が増した気が。これはいけます。














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2017年1月9日。
冬の北海道&東日本パスの6日目。


どんど焼きのタワーを車窓にいくつも見ながら渋川へ。


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駅近くにある渋川市美術館では平井陽子・茂木康一展を拝見。


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08年多摩美卒の平井さんの作品は今風のペインティングですが、どこか福田平八郎の日本画に通じる装飾性がありました。


ちなみに会場の撮影は不可でした。特に若手作家の場合は展示室内の一部だけでもいいから撮影OKにしてあげたほうがいいと思うんだけど…。


すぐそばの焼きまんじゅう屋さんでは良心的なお値段で群馬名物を味わえました。


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そこからは路線バスでハラミュージアムアークへ。


乗車中ではトリックアートの美術館がいつのまにか教会になっているのを目撃。


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宗教関連施設がミュージアムを運営しはじめるのはよくありますが、これは珍しいパターンかと。内部がどうなっているのか気になりますが、いろいろな意味でちょっと勇気がいります。



ハラミュージアムアークでは「夢の軌跡」「うまし めでたし」展を拝見。


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觀海庵に連なる通路から見える景色には毎度毎度感嘆してしまいます。


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そしてその展示は安定の垢抜け感。構図がイヴ・タンギーを思わせるユニークな大観もありました。


普段から、混んでいるということが滅多にないこちらの美術館。ということで、野外にあるオラファー・エリアソンも貸し切り。適当に撮っただけなのに、なにこれかっこいい、って感じの写真になりました。


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てんとう虫。
勝手に草間彌生のカボチャ・ルームと関連付けたくなってしまう。


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帰途の渋川駅では「そこから顔を出すんかい!」という感じの顔出しパネルを発見。


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そして湘南色の列車で高崎へ。


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(つづく)












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2017年1月7日。
冬の北海道&東日本パスの4日目。

只見線で会津柳津の斎藤清美術館を訪れたあとは、会津若松から磐越西線に乗り換え猪苗代駅まで。

こちらではタクシーで10分ほどのところにある「はじまりの美術館」を訪問しました。


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企画展「たべるとくらす」は6名(組)の作品により構成されていました。


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ここで知り、そして衝撃を受けたのは大竹徹祐さんの作品。



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発表は殆ど東北に限られ機会もまだ少ないそうですが、全国的、いや世界的に注目されてもよい方だと思いました。


こちらの建物は元酒蔵だそうで、雰囲気を残しながら機能的にリノベ。


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そしてお隣のお蕎麦屋さんではその酒造会社のお酒・稲川を郷土料理のにしんの山椒漬とともに頂きました。


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こちらのお酒を含め、この旅で出会った福島のお酒は皆美味しく、私はすっかり福島のお酒のファンに。


山形、仙台、福島―とても濃い1泊2日の旅となりました。


(つづく)












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2017年1月7日。
冬の北海道&東日本パスの4日目。

この日は夜も明けぬうちから郡山駅を出発。
朝5時台の磐越西線で会津若松に向かいました。


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ドアレールの「あつい!」を見ると北国に来たなあという気分になります。


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会津若松には7時過ぎに到着。


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こちらの駅にはおそばやさんがあるのでまずはここで1麺目。しっかり麺と濃い目のだしが美味で、身体も温まりました。そして売店では非常食とワンカップのお酒も購入。


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なぜこんな朝早くにここまで来たのかというと、その理由は、本数の少なさでは日本屈指の「只見線」に乗るため。


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そしてこの日は、ゆえに、公共交通での訪問のハードルの高さが半端ない「斎藤清美術館」を初めて訪問するという重要なミッションを抱いての乗車でもあります。


キハ40。
昭和なフォルムの可愛さとディーゼル音がたまりません。


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その最寄り駅「会津柳津」には1時間ほどで到着。


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カーブの向こうへと去っていく列車のさまもまた奥ゆかし。


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駅は無人。
でもちゃんと障害者用のパーキングスペースが整備されていました。


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クラシックなベンチ。


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時刻表。


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駅前には蒸気機関車の静態保存も。


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戦中生まれ。


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なんとなくシュールな公園。


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駅から美術館までは徒歩20分ほどかかるため、積雪の状態が心配でしたが、さいわいこの時はさほどではなく。


古い町並みには名物のあわ饅頭の店の湯気があちこちで立ち昇っていました。


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ということで、せっかくなので作りたてをいただきました。饅頭と称するのに疑問を感じるほどそれは柔らかかったです。いろりのあるイートインスペースにはお茶やお漬物もサービスも。


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道で見つけた、お団子もしくはネギマのような看板。劣化具合に風雪を感じます。


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古刹・圓藏寺は参詣者の姿がちらほらと。


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狛犬にしてはネコ科的な。


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地層好きにはたまらない感じの崖。その近くには空海伝説もあったし、柳津はブラタモリで取り上げてもよさそう。


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美術館まで間もなくという場所には、作家が晩年の10年間を過ごしたアトリエがあり、こちらも内部を見学しました。


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ずっと前から気になっていた美術館では会津の雪景色をテーマにした企画展を拝見。
紺色の壁が作品の魅力を引き立てており、垢抜けた展示でした。


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その近くにある町立施設では温泉も併設されており、ここで入浴。300円という手軽さながら雪景色と赤い橋を一望できる最高のロケーションでした。

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赤べこ発祥の地でもあることから街なかでは随所にその姿が見られ、この施設の入り口にも。


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会津柳津、とても素敵なところでした。


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(つづく)
















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2017年1月6日。
冬の北海道&東日本パスの3日目。


斎藤茂吉記念館、せんだいメディアテークを訪問したこの日、その後は宿のある郡山に向かいました。仙台からは東北本線を乗り継いで2時間半ほど。

せっかくなので地元のお酒を飲んでみたいな…と駅前を歩いていたところ、とてもよいタイミングで古典的な店構えの酒場を発見。


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海鼠壁とこざっぱりした暖簾が良い感じである…ということで迷わず入店。


コの字型カウンターが素敵なこのお店は300年以上続く地元の酒蔵・仁井田本家が営むお店とのこと。

そこで頂いた「金寶 自然酒」は、お酒に詳しくない私でもこのお値段でこの味?!と驚かずににいられない芳醇で清々しいものでした。


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肉豆腐や鮪の山かけも滋味たっぷりで、女将さんの粋な心遣いも有難く。旅の疲れもすっかり解きほぐしされました。

ああ…やっぱり旅はイイネ!


(つづく)













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2017年1月6日。
冬の北海道&東日本パスの3日目。


東北本線と奥羽本線を乗り継いで山形の斎藤茂吉記念館を訪問したのちは、そこから仙山線経由で仙台まで向かいました。


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夕暮れ時の雪景色の中を伸びるレールの美しさ。


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仙台には17時頃に到着。


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そしてせんだいメディアテークの「畠山直哉 写真展 まっぷたつの風景」を訪問。


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ものすごい点数。


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住宅展示場になってしまった大阪の野球場を撮った作品も。
その存在は耳にしたことはありましたが、畠山さんがこんなふうに写真に残していたとは知りませんでした。


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展覧会のテーマでもある「風景が持つ二面性や両義性」への関心は、コンクリートで固められた東京の川を撮影した20年以上前の連作に最もくっきりと表現されているように感じました。


その前日に茨城県立美術館で見た筑波大生時代の作品では、作り物の山が練り進む那須烏山の「山あげ祭」が被写体となっていましたが、この頃にはすでにヒトと自然の関係性を示す光景への興味が作家のうちに強く存在していたのかもしれません。



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(つづく)













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2017年1月6日。
冬の北海道&東日本パスの3日目。


東北本線で福島まで北上し、そこからは奥羽本線に乗り換え。


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新幹線とリンクしている区間でありながら3セク化していないのは、18きっぷや「北海島&東日本パス」愛好家としてはかなりありがたい。


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日中は4時間に1本というその福島〜米沢間は、まさしく「山登り」とでもいうべき勾配。


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そしてあっという間に車窓は雪景色に。


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峠駅では名物の「力餅」の売り子さん(おじさん)が極寒のホームで待っていたけれど、それを求める人はありませんでした。私もちょっと迷ったのですが、窓の開く車両ではないし、どうしようかと思っているうちに列車は発車。あとでその売り子さんの仕事について書かれた記事を読むことがあったのですが、実際にここでお餅が売れることは本当に少ないとのこと。それでもなぜ立ち売りを続けるのかと考えてみると、もはや信念とか信仰とかそいういう域のものしか想像できない気がします。


そして米沢で山形行きの列車に乗り換え。
ここから先は列車の本数も少し増え、1時間に1本ほどに。


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そこから4つ目の駅「中川」は貨車を再利用した駅舎。元はワムかなあ。


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そしてそこからさらに3つ目の駅が「茂吉記念館前」。


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その斎藤茂吉記念館は駅からあるいてすぐの高台にありました。


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その入り口の前には茂吉さんの像が。


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この時開催中の企画展「茂吉と戦争」は、絵画でいえば「戦争画」のような仕事をしていた時期にスポットをあてた内容。


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作家の生涯を紹介する常設展示も充実していました。輝子夫人との関係は順調ではなかったそうですが、活動的な彼女の生き様には興味深いものがありました。


近くには陸橋もあり、列車を撮影をするにも良い環境。
時刻表を調べて、新幹線の接近にあわせて少々撮り鉄しました。


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そして列車待ちの際にもホームから撮影。


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その後は、仙山線で仙台に向かうためとりあえず山形駅まで。


その山形駅には「啓翁桜」が展示されていました。


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ほんのりとしたグラデーションの可憐な花でした。


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ブロックで出来たつばさ号もありました。
誰が作ったのかわかりませんが、力作です。


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山形車両センターの紹介コーナーも。
「電車じゃありません 気動車です!」。うんうん。そうだね。
気動車への熱い愛が伝わってきました。


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改札内のお店で食べたそばはさすがのレベルで、麺とつゆともに品のあるトーン。


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この色に江戸期の海上交易による上方との交流を思うのは行き過ぎでしょうか。


(つづく)













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2017年1月6日。
冬の北海道&東日本パスの3日目は、1泊2日の行程で東北へ出発。

この旅は「本数少なめのローカル線」に挑みながら、ミュージアムを訪れるシリーズのひとつという位置づけで、この日は奥羽本線で斎藤茂吉記念館に向かいました。

ということでまずはとりあえず東北本線でひたすら北上。
そして宇都宮からは黒磯行きの列車に乗り換えました。


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その車内には栃木の子どもたちの絵による「とちKIDSのおもてなしイラスト」が。

とちぎといえば、苺では「とちおとめ」が有名ですが…

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新興勢力「スカイベリー」推しの子も。

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きつねいろの背景からもぎょうざへの愛が伝わってくるような画面。


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黒磯駅には9時頃到着。


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ですが、ここでは朝食をとるつもりでいた駅そば店が姿を消していて大ショック。


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なぜそんなにショックだっかというと、ここは提供するおそばのレベルが高いだけではなく、この駅で乗務員の交代をする貨物列車の運転士さんが利用することも多くて、その制服を間近に見ることが出来るのも楽しみのひとつだったのです。


ということで、しょんぼりしながら駅前をリサーチしたところ、とても素敵なカフェを発見。オサレな雰囲気のなかでベーグルサンドを頂きました。


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そしてここからは更に北へ。



(つづく)














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2017年1月5日。
冬の北海道&東日本パスの2日目。

茨城県立近代美術館に続いて訪れたのは、水戸芸術館の「石川直樹 この星の光の地図を写す」。


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写真はもちろん、その簡潔で聡明な文章にも度々グッときました 。


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そして作家ゆかりのモノが集められた「石川直樹の部屋」の魅惑たるや。



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数々の冒険をともに歩んだグッズにはゆかりのエピソードが手書きのメモで添えられ、その温和な字と茶目っ気のあるボキャブラリーが過酷な旅を重ねる冒険者のそれと思うと軽いギャップ萌えを禁じ得ず。身近に石川さんがいたら絶対私は彼に恋をしていると思う。



(つづく)












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2017年1月5日。
冬の北海道&東日本パスの2日目。
午後は水戸へ。


茨城県立美術館では「奇想天外!アートと教育の実験場 筑波大学〈総合造形〉展」を拝見。


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草創期の4名の教員にスポットをあてた第1章では、それぞれの略歴パネルではヤマカツ、カワタツなど愛称を添えて紹介。その後は次世代以降の教員および出身者の近作などが展示されていました。

興味深かったのは、その年表には導入された機器類の欄があったこと。


実験精神にちなんで、ヤマカツ=山口勝弘氏がかつてメンバーであった「実験工房」に関する資料展示もありました。


そして同館では展覧会の様子をSNSでアップするとノベルティをいただけるという取り組みも。


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ということでしっかりとクリアファイルと収蔵品のステッカーをいただきました。


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(つづく)











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