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昨年春より約一年間行ってきた「WARABI・アートチャレンジ教室」
この度、代表の桜井弥生さんの尽力により、その様子がまとめられた冊子が完成しました。
ここには各回の内容紹介と、子ども・保護者からのコメントが掲載されています。

内容をあらためて見ると、写真、染織、石工、木工、フラワーアレンジ、コラージュ、デザイン、キネティックアートそれから演劇、バレエ、美術館見学など…
本当に盛りだくさんな教室だったことがわかります。

なお、この教室は桜井さんが長野に転居ののちも、「NAGANO・アートチャレンジ」として継続されるそうです。
今後の展開が楽しみ。私も是非お手伝いに行きたいと考えています。


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昨日は花見散歩で千鳥が淵へ。
その帰りに東京国立近代美術館の前を通りかかったところ、「あっ!」

この美術館の前にはイサム・ノグチによる「門」と呼ばれる彫刻があります。
これはノグチの指示した色に従って、不定期に色が塗り替えられる作品。
この前見た時までは青だったのですが、昨日はなんとそれが「黄色と黒」になっていました。
ちなみに色のバリエーションは3種類が設定されており、制作当初(1962年)は「朱と黒」だったそう。

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by paginademaiko | 2006-03-29 10:50 | アート
ワークショップ研究会(仮)の発足会に出席してきました。

場所は文教大学。
中心になっているのは埼玉大学付属中学校の山田一文氏と、文教大学の三澤一実先生です。
この日は文教大学の学生をはじめ、大学、高校、中学校の先生が参加しました。

この研究会は、様々なワークショップの企画運営、調査研究などをおこなうというもの。
研究会といっても、各メンバーが抱えているプロジェクトをつなぐネットワークのような感じになる予定です。

現在、メンバーが関わっているワークショッププランは10以上。
文教大学のキャンパスがある埼玉県越谷市の市民を対象としたものから、「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレに関するプロジェクトまで、ワクワクするような企画が盛りだくさん。
今後の展開がとても楽しみです。

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日光東照宮の見所のひとつといえば「眠り猫」。

ですが、今回、日光でもうひとつの「眠り猫」を発見しました。
場所は日光の老舗ホテル、金谷ホテルの廊下です。

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by paginademaiko | 2006-03-21 00:12 | アート
陽明門から左右に伸びる塀にもまた、密度の濃い彫刻が施されていますが、そこにこんなものが付けられているのを発見。
二枝形式の燭台です。

以前、昔のオランダの室内を再現した展示を見た時のこと。
ピアノの楽譜台の両脇にろうそく台が付けられているのは、まだ電気がない時代の暗い室内で、細かく書き込まれた楽譜を見るためのものだと聞いたことがあります。

そういうことで、塀につけられたろうそく台はオランダ人のアイディア…?
と勝手に推測してしまいました。
でも、ろうそくの灯りが彫刻を照らし出すその光景は間違いなく美しいはず。

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by paginademaiko | 2006-03-20 23:59 | アート
階段を上がって、陽明門の手前左手にあるのがこれ。
説明札によると、オランダから奉納されたものとか。
外見は八角柱のようですが、中にはたくさんの枝がついた燭台が入っています。

付近には同じような燭台がむき出しで何台も置いてありますが、よくみると形式はそれぞれまちまち。不思議な光景をつくっています。

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by paginademaiko | 2006-03-20 23:35 | アート
陽明門にむかって石段をのぼったっ所で待ち構えているのは…

階段を上がってくる人々にむかってもろにおしりを向けている獅子。
しかも、対になっています。

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by paginademaiko | 2006-03-20 23:12 | アート
日光の東照宮にいってきました。

7年ぶりくらいでしょうか。
実は今回で3度目なのですが、新たにいろいろな発見がありました。
一番おもしろかったのは、陽明門周辺。
ここはまるでちょっとした万博でした。

まずはポルトガルから送られてきた鉄で作ったという、鉄製の燈篭。
ずんどうで色気もなく完全にさびています。でもちょっとコミカル。

写真では右後方にその姿がみえます。

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by paginademaiko | 2006-03-20 23:00 | アート
自由ヶ丘ワインスクールで担当している美術史講座。
4月からはバロックシリーズが始まります。

バロックは私が好きな時代のひとつです。
ヨーロッパの各地に様々な個性をもった巨匠が登場したとても力強い時代。
レンブラント、リュベンス、ベラスケス、フェルメール…
毎回、前半では該当する時代・地域の美術史の流れを紹介し、後半では特定の画家や作品にスポットをあてその対象を様々な視点から探求します。

シリーズの内容をここで少し紹介すると…
第1回はイタリア。カラバッジオに代表されるイタリア・バロックのドラマチックな表現に注目します。
第2回はスペインとフランス。ベラスケスらが活躍したスペイン美術の黄金時代、ラ・トゥールら個性的な画家たちが数々の名作を残した17世紀のフランス美術をご紹介します。
そして、第3回はオランダとフランドル(ベルギー)のバロック。リュベンスやレンブラント、フェルメールなどによって生み出された名作の秘密に迫ります。

申込締切は3月24日です。
ご興味のある方は是非お越しください。

申し込み等について、詳しくはこちらをどうぞ。
埼玉県立近代美術館で、「ベン・シャーン展」を見てきました。

これは埼玉県朝霞市にある丸沼芸術の森の収蔵品による展覧会。
ベン・シャーンは20世紀に活躍したアメリカの画家で、今回は素描を中心として200点あまりが出品されました。

ベン・シャーンといえば、多くの理不尽な出来事を、批判精神をもって描いた「社会派」の画家として知られます。
私がこの画家の名を知ったのは、「第5福竜丸事件」基づく「ラッキー・ドラゴンシリーズ」によってであり、今回はこの連作も出品されていました。

ベン・シャーンの作品の魅力はなんといっても「線」です。
ぎこちない線、こわばった線、力強い線…。それらが連なって、「手元を見ないで描いたのかしら?」と思わせるような不思議な形を生み出しています。

例えば「ラッキー・ドラゴンシリーズ」の「出港」。画面の下方から無数の手が伸び、そこから繰り出されるおびただしい数のリボンが沖に向かう船につながる…。
手はきっと乗組員の家族のものでしょう。そしてこのあとリボンはちぎれ、船は運命の海へと向かうのです。まるでリボンはこの世とあの世を結ぶものであるかのように見えます。

ベン・シャーンの線は流暢でも饒舌でもありません。でもまるで何かに抗うように描き進められた線だからこそ、針ではなく棘のように我々の心の中に入り込んできて抜けないのかもしれません。


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by paginademaiko | 2006-03-15 16:35 | アート
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