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22日の夜、仕事のあと東京を急ぎ足で回遊。

午後6時過ぎ、銀座。
フタバ画廊にて繁田直美さんの個展を訪れました。
昨年とほぼ同じスタイルで制作を続けられているよう。
緑色の世界に包まれます。

ギャラリー・ビー・トウキョウ。
「阿部乳坊空港」展。
木でつくられた現代の「手長足長」たちは空を飛ぶこともできるようです。

art space kimura ASK?
「儚さ -Tuomo Rainio ビデオワーク展」
フィンランドの作家トゥオモ・ライニオ氏による映像の展覧会。
ここでは作家とじっくり話せました。
作家によると、その非常に不鮮明なモノクロの映像はキャンバスに投影されているといいます。
キャンバスは通常、絵具を塗ることによりそこに一つの固定されたイメージを定着させるものなのですが、彼の作品では、映像をキャンバスに投影することにより、儚さというものを2重に強調しているように思えました。
すなわち、ひとつは、映像というものが常に姿を変容させているという「儚い」性質であるということ、加えてもうひとつは映写機から投影された像がいくらキャンバスの表面をなぞっても、電源を落としてしまえばそこには真っ白なキャンバスしか残されないということです。

続いて、7時半に青山。
長谷川繁氏の個展「ABSTRACT」。
会場であるvoid+ には初めて訪れました。
この日はオープニングで、会場は関係者らしき人でぎっしりでした。
氏の作品は野菜や果物がよく登場します。
野菜や果物を組み合わせて何らかのイメージを表出させるという表現はもちろん我々にアルチンボルドなんかを思い出させてしまいますし、ポップな色で表現されたリンゴやバナナは子どもの絵を思い出させますが、個々のパーツはそれぞれ浮遊感をともなっていて、むしろ近未来的。

どうやってつきあってみたらいいの?と一瞬迷ってしまうような作品ですが、
一度見たら忘れられないので、またどこかでであったときにはすぐに思い出して、そんな感じでなんとなく知り合いみたいな感じてまた対面できるでしょう。
そして私はそういう作品が好きです。

午後8時、代官山。
三杉レンジさんプロデュースの個展会場となっているカフェでコロナビール。
by paginademaiko | 2008-02-25 11:11 | アート
14日の朝、ワシントン州シータック空港に到着。
朝焼けに、遠くの山々が輝いて見えました。
友人のPeterが迎えに来てくれていて、車でシアトル郊外にある彼の家へ。
植物や道路の感じが少し北海道に似ているかなという印象をもちました。
そしてマダムCatrinaとも久々の再会。
このご夫妻にはスペインの小さな村で大変お世話になったのです。

家の下は海岸で、この日はお借りした「はなれ」にて昼寝のあと、犬たちと散歩。
浜辺にはたくさんの種類の水鳥がいました。
この海では鮭やカニが取れるそう。来月は鯨も来るのだとか。

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15日はフェリーにのってSanJuan島へ。
このあたりは島が点在していて、瀬戸内海みたいなかんじ。この日の海の色は透明感のある青緑色、岩と針葉樹で縁取られた海岸線はとても美しく、なかなか日本人好みのように思えました。
ここはアーティストが数多く住んでいる島で、港近くにはいくつかのギャラリーがありました。

16日はシアトル美術館へ。ここは古代美術や民俗学関係の資料からバロック、現代美術まで何でもあるミュージアムでした。
ミュージアムショップも充実。

17‐18日は、Amtrackというアメリカの鉄道にのってバンクーバーまでひとり旅。
2階建てのこの電車はすごく巨大でさすがアメリカという感じ。あまり美しいとはいえない外観ですが、さすがに内部のシートはゆったり。

カナダに入ると、様々な表示が英仏のバイリンガルになり、駅の雰囲気もかなりヨーロッパ的なものになりました。
そして…アメリカではものすごい割合だった「太っている人率」が、いきなり急降下、おそらく東京と同じくらいになっていました。

バンクーバーは高層建築と自然が同居している、近代的かつとても美しい街でした。
すこし物価が高いような気もしましたが…。
バンクーバー・アート・ギャラリーでは4つあるフロアーでそれぞれ異なる企画展をやっていて(いずれも近現代美術)、どれも充実した内容。そのうち写真に関する展覧会”TruthBeauty”では、東京都写真美術館の作品も出品されていました。
ギャラリーツアーやトークなどのプログラムも積極的に行っているようでした。

医師であるPeterは明るく聡明で、Catrinaは愛情に満ちた良き主婦で、ふたりとも豊かな好奇心そして行動力をそなえています。
今回の旅をサポートしてくれた、この友人たちに感謝をしたいと思います。

成田には20日に到着。

ところで、この旅行は私にとって5回目の海外旅行になるのですが、
今回をふくめいまのところすべてひとり旅です。
できれば愛する男性と異国の旅に出てみたいものなのですが。
紹介文を書かせていただいたグループ展、「MARIA COVER 展」が始まりました。
展覧会ブログに会場の様子が掲載されています。
会期は29日まで。
by paginademaiko | 2008-02-06 22:36 | アート
ふりかえると、この1週間はよく展覧会を見たほうだと思います。


■1月30日(水)
埼玉県立近代美術館「収蔵品展」 
主体美術武蔵野展 
 埼玉近美では、先日、埼玉の旧家大熊家より寄贈された大観の作品が公開されていました。 大観らしい、上品、な作品でした。

■2月1日(金)
神奈川県立近代美術館 鎌倉「中上清展」

■2月2日(土)
代官山CAFE UNICE「MARIA COVER」展
 三杉レンジ氏ディレクションによるグループ展。作品はどれも初々しい感じでした。

京都市美術館「心のふるさと」
 落合朗風「梅が畑の麦秋」。どうみても、同年に描かれた土田麦僊の「大原女」を想起させる構図と内容なのですが(影響関係については不勉強のため存じません)とても色彩や内容が魅力的な作品でした。
私は美術作品を見るのが好きなので、単純に数に換算すると一年に5000点以上は作品を見ていることになるのですが、そのなかで、一度見ただけで忘れられなくなってしまう作品というのに、出会うことが時々あります(逆に、何度か見ているはずなのに記憶に残らない作品も山ほどあるのですが)。落合朗風の作品もそうなった作品のひとつです。
このほかにも非常に美しい作品がおおく、素直に楽しめました。

京都国立近代美術館「玉村方久斗展」
 神奈川近美(鎌倉)でも見たものですが、京近美での展示はずいぶんゆったりしたかんじになっていました。個人的には晩年、1940年代の作品が好きであると再確認。
  
星野画廊「玉村方久斗再発見展」
 方久斗の作品は、でろっとした感じがすることがよくあって、私はこれが少し苦手なのですがこちらで見た作品はどちらかというと垢抜けた感じのものが多かった気がします。葡萄の絵が素敵でした。

■2月3日(日)
国立国際美術館「30年分のコレクション」
 必見!現代美術の教科書を読むような気持ちで拝見させていただきました。

■2月6日(水)
京橋 ASK?「ルナパーク」展
 尊敬する、元Gallery覚のオーナー、御殿谷氏による企画展。お元気そうで何よりでした。


明日は森美術館に行く予定。
by paginademaiko | 2008-02-06 22:10 | アート
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