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2月11日。
とっても寒い日でしたが、私の心は朝からウキウキ。

この日はJR貨物の「大宮車両所」の公開イベント「EF65 535 生誕45周年記念ふれあい展示会」に行きました。

朝8時半。駅から徒歩10分ほどのところにある会場に向かって歩くと、入り口からこちらに向かって長―い列が。

並んでいる人は普段の鉄道イベントの来場者に比べて相当マニアックな空気がむんむん。そして試しに列の先頭までその様子を見に進んで行くと、さらにその濃度が増すという状況でした。東京総合車両センターの公開で見られるようなファミリー層はわずか。300人ほどの列のうち、女性は数名といったところ。これはスゴイところに来てしまった…。

開場。撮影やグッズ販売に応じて列は分けられ、そこを人々は進みます。
そんな中ベビーカーを押しているお母さんが居ました。えらい。

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敷地内の上空には新幹線の高架が。

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紅白幕の向こうの機関車が姿を表すのを待つ人々。
撮り鉄さんたちの熱気がすごい。

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そしてピカピカに磨かれた機関車がお目見え。
黒山の人だかりの間からなんとかして撮影しました。

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前後のヘッドマークはそれぞれ一定時間で取り替えられる演出になっていました。

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カメラを構えた人たちはそのたびにものすごい勢いで撮影していました。

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ただし、この日、残念だったのは、機関車の乗務員室に入室できる体験が、1万円のグッヅ購入者のみを対象としていたということ。趣味にお金を使える大人を優先し、子どもや若年層に門戸を閉ざしてしまうようなやり方ははっきり言って感心できませんでした。

こういうやり方って、JR貨物さんの将来の優秀な人材の確保のためにもならないと思います。


私はこの日、貧血が厳しかったので、倒れない程度にマイペースで見学。

おお!愛知機関区。

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展示コーナーもありました。

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そんななか、模型の機関車を見つめるちびっ子の姿もありました。
優秀な鉄道員さんになっておくれ~!


最新型のヘッドマーク!ではなく、薄型のモニタ。

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現場で働く人たちの安全を守るヘルメット衆。

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屋外にも面白いものがたくさんありました。
例えば、巨大なバネ。なんかすごいものが作れそう。

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CAUTION集中地帯。

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ん?長野総合車両センター?

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こちらにもヘッドマーク付き機関車。

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…といろいろ楽しんでおりましたが、もともと体調不良で会ったこの日、工場内の寒さはさすがに堪え、時おり目の前が真っ白になりそうな気配がしましたので1時間半ほどで戦線離脱。次の目的地へと向かうことにしました。

そして大宮駅で湘南新宿ラインを待っていると、タイミングよく貨物列車が登場。やってきたEH200は、先ほど大宮車両所でヘッドマークがわりにモニタを付けられていた機関車の一番ちがいでした。

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そして渋谷から徒歩で青山方面へ。

青山では、古書の日月堂をのぞいて、根津美術館で「百椿図 椿をめぐる文雅の世界 」を見てきました。伝狩野山楽画といわれる「百椿図」は、珍しい品種の椿を描き連ねた、たいへん美しい絵巻でした。


この日の最終目的地は、羽田空港。目的はお出迎え。


夜のデッキには、飛行機の写真を撮ろうとする人たちがいました。
被写体との距離は列車とは比べ物にならないくらい離れているでしょうから、おそらくそれなりに高度なテクニックが必要なのでしょう。ましてや夜など。

私も試しに撮ってみましたが、カラオケの歌謡曲のイメージ映像みたいになってしまいました。

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ちなみに空港にまつわる歌で私が好きなのは、テレサ・テンの「空港」です。
この日は午前中に所用のため宇都宮まで。

行きは北千住から東武線で久喜まで向かい、そこからJR宇都宮線に乗り換えました。
久喜駅のホームで宇都宮線を待っていると、貨物列車が通過。機関車はEH500です。

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朝ごはんは、宇都宮駅でおそば。

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所用はお昼頃に終了。


ここまで来たら地元の美術館に行くべきところですが、宇都宮にあるふたつの大きな美術館のうち、宇都宮美術館は工事による閉館、栃木県立美術館では既に見た展覧会の巡回展を開催中という状況。

ということで、この日の午後は鉄活動に充てることにしました。

そして宇都宮駅の改札を入り、向かったのは…

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烏山線のホーム。

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初代東北新幹線を彷彿とさせるこのビビッド・グリーン!

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2両編成のうち先頭側はクリーム色と朱色による「国鉄一般色」仕様。

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早速乗務員室の背後に陣取ります。
運転士さんは研修中の模様で、試験官と思しき方2名が同伴。

途中、大金駅で行き違い。

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この列車は宇都宮を出発して、途中の宝積寺駅より烏山線に入るという運用でした。
宝積寺からは30分ほどで終点の烏山に到着。


烏山線は、始点の宝積寺から烏山までの駅が全部で8つ、車両が8両ということで、烏山以外の7つの駅に七福神の神様がそれぞれあてられ、また、車両については全尊が描かれる1両をのぞいてそれぞれの車両に1尊ずつが描かれています。

私が乗ったのは毘沙門天号でした。

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烏山駅の外観。

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折り返しの上り列車の発車まで少し時間があったので駅周辺を散策することにしました。

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ノスタルジックな焼きそば屋さん。

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駅の近くではいちばん賑やかであろうと思われる酒場通り。

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駅前のおそば屋さんでおそばを食べました。JR関東バスの経営のようです。

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駅前にはバスターミナル。バスの標識が沢山並べられている様子が、まるでバスを待つ人々の列のように見えて面白いなと思いました。背後の壁が大谷石というのも栃木らしくて良い。

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帰路の大金駅で行き違いのため停車。
やってきた下り列車は2両とも緑ライン仕様。

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並びの撮影に成功。

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半日だけの、ちょっとした鉄旅。
のんびりキハ音を楽しむことができました。
2月1日。
京浜東北線沿線でぶらぶらとお散歩。


家を出たのがお昼頃だったので、以前田端駅近くで見つけたタイ料理屋さんをめざして西日暮里駅から歩いてみました。

途中、鉄道グッヅのお店を発見。

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そしてお目当てのタイ料理屋さんへ入店すると…

とてもフレンドリーなお店のマダムに熱烈歓迎されました。
「オジョウサンカワイイネ」と連呼され、激しくボディタッチされ…微笑みの国タイのホスピタリティは半端ではないことを実感。セットのお料理をいただきましたが、味は日本人好みにアレンジされているという印象でした。サラダバー、ドリンクもお替わり自由で、なかなか満足。

その後、田端駅から京浜東北線で北浦和まで移動し、埼玉県立近代美術館を訪れました。

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なお、美術館のある北浦和公園には、先日まで六本木ヒルズに設置されいた黒川紀章のカプセルが設置されていました。ややデペイズマンな感じ。


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時間に余裕があれば、別所沼公園の「ヒアシンスハウス」と合わせて見るのもよいかもしれません。


美術館では「アンリ・ル・シダネル展」を見ました。


シダネルは1862年生まれのフランスの画家で、同世代の画家としてはシニャック(1863年生まれ)やボナール(1867年生まれ)の名が挙げられます。

優しいタッチで庭園や郊外の美しい町並みを描いたその作品は、日本でも人気が高そうに思えますが、その作品を目にする機会は実は少なかったように思います。

展覧会で語られる、この作家の暮らしから察するに、芸術と庭に対する愛情はほぼ同格であり、どちらが欠けてもこの作家の姿はありえなかったのではないでしょうか。

作家が庭に対して示した愛情は、時に地域の姿を変えてしまうこともありました。アトリエを構えたジェルブロワという町では、作家が庭にたくさんのバラを植えたことで町の人々も各々の庭を美しい花で飾るようようになり、やがてこの町はバラの町として知られるようになります。住民のひとりひとりが「美しさ」について考え、行動した結果、コミュニティの姿が変わっていったというこの出来事は、こんにち様々な地域でその活性化を目的として企画されているアートプロジェクトを考える時、かぎりなく自然体に近い形で展開したムーブメントの先駆として特筆できのではないか、と思いました。

ただ、住民が庭を美しく整え、そこに人が集うことそれ自体をアートとみなすことは難しいという考えもあるかもしれません。しかし、シダネルという画家が庭の絵を描くということを通じて為そうとしたことについてもう少し考えてみると、それは「思想を、美を伴って具現化する」という、芸術家を芸術家たらしめる行いの延長に展開した出来事であることが見えてきます。

それをはっきり伝えてくれるのは、展覧会終盤に展示されていたヴェルサイユ宮殿の庭園をテーマにしたシリーズです。ここでは夜の噴水を描いた作品が数点ありましたが、その主役は噴水そのものではなく「人工」の水と「天」の光の「戯れ」だと私は思いました。

ヨーロッパにおいては「自然は征服すべき対象」という考えが伝統的にあり、ヴェルサイユ宮殿といったようなフランス式庭園についてはとりわけその思想を如実に表す例として知られています。それまでの人生において庭園という場を通じて人間と自然との幸福な関係を考え続けた作家が、その晩年においてヴェルサイユ宮殿をテーマとし、人工と自然が共につむぎ出した光景を描いたのは、その伝統的な自然観に挑もうとしたからではなかったからではなかと私は考えています。シダネルの絵は、一見するとやや耽美過ぎるようにも思えますが、私はこの展覧会を見て、シダネルという画家の本当の姿に、少し触れることができたような気がしました。


その後は、再び京浜東北線に乗って有楽町まで。
銀座で幾つかの個展をまわってこの日の散策は終了。
by paginademaiko | 2012-03-28 08:25 | アート
1月29日。

千葉市美術館で「瀧口修造とマルセル・デュシャン」を見てきました。

この日の午前中、ハイプレッシャーのもと頭からケムリが出るような状況下に置かれていたわたくし。気分はミケランジェロの「最後の審判」に描かれるヌケガラ人間。「このまま瀧口&デュシャンワールドに突入したら展示室内で卒倒するに違いない!」と思ったため、アリナミンVを一気飲みしてから千葉に乗り込みました。

なお東京駅より合流した同行者は、午前中に国立西洋美術館で「ゴヤ」を見たとのことで、凄惨な版画集にあてられたせいか、こちらも少々グロッキーな状況。

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そんな微妙なテンションで展示室に入ると…展覧会最終日ということもあり、会場には熱心に作品に見入るファンの姿が。結局、その異様な熱気に引きずられるようにして、約300点という出品作品を2時間半かけて休憩無しで見てしまいました。

デュシャンの作品については2004年に国立国際美術館で開催された「マルセル・デュシャンと20世紀美術」が私にとってはひとつのテキストのような存在になっていますが、この展覧会は、デュシャンと瀧口修造という評論家との交流を軸として展開しており、西洋と日本、制作と評論といったものが豊かに綾なしながら展覧会を構成している印象を受けました。

この展覧会で知り、嬉しく感じたのは、デュシャンと瀧口の邂逅の場が、サルバドール・ダリの邸宅であったということ。というのは、学生時代にひとり旅で訪れたことがある場所だから。ここは、自分が訪れた芸術家の家のなかでは最も遠方にあるところだと思います。

フィゲラスという町から路線バスに乗って、田舎町の停留所で下車してしばらく歩いていったところにある小さな集落・ポルト・リガットの入り江にある家は、まさしくダリの絵画に登場するような不思議な形をしていました。

あたりにいる人懐こい野良猫たちと遊んでいるうちに、つい泣き出してしまった失恋したばかりの私…というのは遠い青春の1頁。脚本に仕立てて、ペドロ・アルモドバルに送ったら読んでもらえるかな?


延々と続く作品を見終わったところに登場したのは「実験工房」を特集した所蔵品展示。山口勝弘のヴィトリーヌ・シリーズや北代省三のモビールシリーズといったキネティックな作品が、良い具合に頭と身体の緊張感を解き解してくれました。


若干ナチュラル・ハイな状況になりながら、帰途、船橋駅で途中下車して駅前の回転寿司に立ち寄り、目の前のベテラン職人さんを独り占めしつつ熱燗数本を空けて…

ヌケガラ人間は元通りのかたちに戻ったのでありました。
by paginademaiko | 2012-03-28 08:18 | アート
1月28日。
この日は、元職場の先輩と、神楽坂を訪れました。

待ち合わせ場所は「アユミギャラリー」。
初めての訪問です。

都会の建物の中にひっそりと立つ、小さな小さな洋館。
かつては建築事務所として使われていた建物です。

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こちらでは現代美術作家によるグループ展「Unknown Surface」を見ました。

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出品作家の方と少々お話。



この日の神楽坂での用事はこれで終了、の予定でしたが、先輩の提案でもう一ヶ所寄り道。

訪れたのは「ミナト第3ビル」。印刷関係の古いビルですが、この中に3つの現代美術ギャラリーが入っています。

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エレベーターはドアの開閉が手動で、ガシャン、と音を立てて乗り込めば、古いスパイ映画の中に紛れ込んでしまったような気分に。本当にこの先にギャラリーがあるの?と思いますが、その先にホワイトキューブが出現したときのサプライズと、ちょっとした安心感は、ちょっとクセになりそうな感じでした。

こちらでは、イムラアートギャラリー佐藤雅晴個展 ココちゃん)、MORI YU GALLERY TOKYOTHE FICTION INSIDE YOU 寺村利規 - Toshiki Teramura)、オオシマファインアート及川恵子 十方)を観覧。


神楽坂にはあまり足を運ぶ機会はありませんが、美味しいお店が多いと聞きます。今後オフ会やデートを企画する際は、ギャラリーはしご+食事というプランもなかなか良いのでは…と野望を持つのでありました。
by paginademaiko | 2012-03-28 07:42 | アート
1月24日。

この日は勤務日。
前夜に雪が降ったので、少し早めに家を出ました。

横須賀線で新鶴見機関区の前を通ったら、ワムが止まっているのが見えました。


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車内から写真を撮っていたら、そばにいたお兄さんがリュックから「鉄道ファン」の最新号を取り出して音読を開始…私、ライバル視された…のかな?
1月14日。
久しぶりに箱根に行ってきました。

お目当てはポーラ美術館の「Léonard Foujita mon Paris, mon ateriler レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ 」です。

私の住む場所からいちばん近いターミナル駅である北千住からは、箱根湯本行きのロマンスカーが出ています。が、私の場合定期が東海道線の大船まで使えるので、お正月のもろもろの出費のあとということもあり、小田原までJRを利用して行くことにしました。

まずは東京駅を7:24に発車する185系使用の普通列車に乗りました。

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小田原駅で東海道線を下車。
そして、朝ごはんに駅の「箱根そば」で「肉しょうがそば」をいただきました。しょうがが大好きなもので。

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小田急のホーム。箱根湯本行きの列車までちょっと時間があったので、列車の写真を撮ってみました。


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停車中の「さがみ」。

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新幹線の高架下から次々に列車が登場します。

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そして、小田原から普通列車で箱根湯本に向け出発。
しばらくすると、レールが3本になっているのに気が付きました。

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添乗していた乗務員さんに尋ねたら、「標準軌」を走る箱根登山鉄道の車両が、「狭軌」である小田急の沿線にある入生田駅そばの車庫に乗り入れるために、一部区間が供用仕様の3本レールになっているとのこと。勉強になりました。

箱根湯本からは箱根登山鉄道に乗車。
乗り換え時間はタイトでしたが、運良く、乗務員室背後の席をリザーブ!

そして、その時に同行者によって激写された写真がこれ…自分でもびっくりするくらいの満面の笑みであります。鉄ちゃんということを否定できないレベルのニヤニヤ度。怖い。


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途中には3回スイッチバックがあり、これを利用した行き違いも行なわれます。

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こちらが、私が乗った列車。
イラスト入りのヘッドマークが可愛い。

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箱根湯本行きのヘッドマークには、また別のイラストが。

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強羅駅からは、バスに乗ってポーラ美術館まで向かいました。

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開催中の展覧会「レオナール・フジタ 私のパリ、私のアトリエ」では、2011年に同館のコレクションに加わった100点あまりのフジタの作品を中心に、フランスにおいて制作された作品が紹介されていました。

会場の序盤では、パリで交わったエコール・ド・パリの作家の作品とあわせ、フジタがパリで独自の画風に至るまでの軌跡が紹介され、続いて、フジタ特有の「白」の秘密に迫った研究の成果も発表されていました。そして会場の中盤以降は、戦中を日本で過ごした作家がフランスに戻ってから制作した、主に子どもをモチーフとした「小さな職人たち」シリーズのような小品が数多く展示されていました。

子どもたちが様々な上人に扮したシリーズはとても可愛らしかったのですが、できれば作家の名声を確実なものとした「白い肌」の魅力がが前面に出ている裸婦の作品ももう少し見てみたかったというのが正直なところ。しかし、展示の一部が借用作品であるとはいえ、これだけのフジタ作品を所蔵しているというのはすごいことだと思いました。

美術館でランチののち、せっかく箱根まできたので、強羅で日帰り入浴をすることにしました。

駅前の観光案内所で紹介されたのは駅から徒歩5分ほどのところにある国民宿舎「太陽山荘」。

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建物自体が登録有形文化財になっている、風情のある温泉宿です。浴場は「離れ」になっていて、日帰り入浴客にも使い勝手のよいつくりになっていました。


帰りも強羅駅から登山鉄道で箱根湯本まで戻り、小田原からJRで帰京。

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箱根に行ったのは4年振りくらいでしたが、私にはとてもいい思い出のある場所で、それまでは年に一度くらいは行っていました。今回は震災の影響か、以前は多く見られた外国人観光客の姿がほとんどありませんでしたが、また賑やかになってくれたらいいなと思います。
by paginademaiko | 2012-03-26 17:33 | アート
1月9日。


川崎と板橋のミュージアムをまわりました。

1ヶ所目。
東急宮崎台隣接の「電車とバスの博物館」。初めての訪問です。

模型ジオラマや実物の車両の展示、体験コーナーなどがありました。
子どもたちにもちょうどよいスケールという印象。

かつての東急の車両には、ずいぶんと可愛いものがあったのですね。

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ドアの開け閉めや車内放送が体験できる車両もありました。

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続いて向かったのは、川崎市岡本太郎美術館


向ヶ丘遊園駅で下車したら、ホームのメロディーが「はじめてのチュウ」になっていました。ここを最寄り駅とする「川崎市 藤子・F・不二雄ミュージアム」のオープンに合わせてでしょうか。


生田緑地の中を進み、美術館に近づくと神秘的な木立が現れます。
葉が茂っている夏は特に薄暗く、象徴主義の画家やマグリットが好みそうな風景だなと思います。

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この日最終日を迎える展覧会「芸術と科学の婚姻 虚舟 (うつろぶね)」は3つの柱から構成されていました。

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ひとつは細江英公と篠﨑 崇が大野一雄、岡本太郎、澁澤龍彦、土方 巽、三島由紀夫といった昭和の鬼才にささげたオマージュのシリーズ、ひとつは9人の現代美術作家による作品、そしてもうひとつは国立天文台、東京大学数物連携宇宙研究機構、理化学研究所による「宇宙」「脳」「細胞」に関する研究をベースとした展示です。

これらは展示室や壁によって隔てられることなく、大きな展示室にまとめて展示されており、その配置は展示室の中心から放射線状に展開し、そこに曼荼羅のような眺めを生み出していました。

作品は全体的に色彩や表現の点において灰汁の強いものが多かったのですが、(全裸でフルートを吹きながら駅前を失踪する男の映像とか)、そんななかで唯一静謐な存在感を放っていたのは藤本由紀夫氏の作品。神戸ビエンナーレ2009で氏の作品を見たときにも感じたけれど、様々な作品と同じ展示室の中においてあっても、確固としたテリトリーをもち、その侵食を許さない強さのある作品だと思いました。


この日最後に訪問したのは板橋区立美術館の「池袋モンパルナス展」。

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戦前に池袋の郊外で形成された芸術家コロニーに関する展覧会です。
こちらも最終日で、会場は多くのお客さんでにぎわっていました。

会場には関係作家による代表作が数多く展示され、見覚えのある作品が多いという印象でしたが、会場にはアトリエの間取りを実物大で再現した展示もありました。


バス停のところにはこんなバナーが立っていました。

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ここには、このように愛嬌のあるコピーがいつも掲げられいます。
美術館のスタッフの人柄が現れているなあと思います。

愛嬌て大事です。本当に。
by paginademaiko | 2012-03-26 17:20 | アート
1月8日。


通勤中に東京駅の駅弁屋さんの前を通ったら、SUICAのペンギン君が営業活動をしていました。



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じっくり戯れたかったけれども、乗り換え時間が迫っていたため、一瞬だけ抱きついてサヨナラ。
青春18きっぷをつかって旅する人々の多くに愛されている列車、「ムーンライトながら」。
恥ずかしながら、私は今までこの列車に乗ったことがありませんでした。

そしてこの日はその列車にはじめての乗車となりました。
翌朝は東京に到着後、そのまま仕事に向かう算段です。

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深夜の大垣駅は、どこから集まってきたのか?と思うくらい大勢の旅行者が。
大きな荷物を持った若い人々の群れには活気があって、昂揚感を覚えます。

ただし、入線時刻は発車の直前。記念すべき乗車なので車両と一緒に写真を撮りたかったのですが、ホームにいっぱいの人が全員乗り込む時間さえもギリギリという状況で、撮影できたのは方向幕だけ。ちょっと不満を感じましたが、このバタバタ感も青春18きっぷの旅らしさと捉えることにしました。

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ホームにいた人々が乗り込むと、すぐに列車は発車。
名古屋を過ぎる事には車内もかなりの乗車率になりました。
鉄道ファンらしき人の割合も多く、列車に揺られる時間をひたすら味わっているような人の姿もありました。


照明は消されること無く、眠るのには適したコンディションでありませんでした。
さらに私の場合は初めての乗車ということもあり、眠ったのはわずかな時間。


途中の駅でしばらく列車が止まっていることに気付き、窓の外を確認してみると、工場の煙突から白い煙がモクモク。富士駅でした。


列車は早朝5時過ぎに東京駅に到着。


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東京駅に降り立ったものの、いつもの通勤列車に乗るにはあと3時間近くある。かといって一旦自宅に帰ろうものなら、そのまま眠ってしまいそう。

どこで時間をつぶそうかなと考えていたところ、向かいのホームに5:20発静岡行きの373系が登場。

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その瞬間、キラーン!と頭がひらめいて、空き時間の使い道は決まりました。この列車に乗って熱海まで行き、大船まで折り返してくる。そして横須賀線に乗り換え勤務地の鎌倉まで行くことにしました。


途中、海がきれいに見える根府川駅付近では、タイミングよく日の出を見ることができました。この旅のエンドロールが流れてきそうな美しい眺め。

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今回の旅は1日だけの休みを使った割と弾丸な旅でしたが、内容はとっても濃いものでした。やっぱり青春18きっぷの旅は、やめられないですね。
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